画面上から降ってくるブロックに自機が発射するブロックを当て、四角形を構成して消滅させることが目的のシューティングパズルゲーム。タイトルになっている「クォース」とは自機の名前ではなく、地球を襲う謎の物質(画面上から降ってくるブロック)のことだそうな。ゲームボーイやファミコンなど数々のハードに移植された有名なゲームだが、ゲームボーイ版ではなぜか自機が6種類も選べるようになっている。
ルールとしては、とにかく上から降ってくるブロックに弾を当てて四角形にする。四角形は大きければ大きいほど高得点になり、それによってアイテムが出てきたりもする。 画面上から降ってくるブロックはすべて4ブロックくっつけると消せるような形になっているが、先の通り大きく作らないと高得点にならないので、どうやって大きく作るかがこのゲームの鍵になってくる。
ここで重要なのは、外周さえ全部埋まっていれば中身は空洞でも構わないという点。降ってくるブロックは基本的にいくつか連結して出てくるので、連結しているブロック群の中から外周をうまく埋めることができる組み合わせを探して、そこに弾を打ち込んでいく。
これが成功して大きな四角形を作り出せたときの快感はパズルゲームならではで、テトリスで1列のみ残して積み上げ、縦棒で一気に消しまくるくらいの爽快感がここに。 ところが、出来そうで出来ないというパターンも数多く、実際プレイしていてこのダメな例にまんまと引っかかってしまうことがこれまた多い。ぱっと見できそうだ!と思って作り始めたら実は出来ないということが判明、急いで弾を大量に撃ち込まなくてはならなくなったり…
じゃあ今度は堅実に行こうと一つ一つ消しに行ったら、今度はスクロールスピードについていけなくなって、2つ打てばいいものに3つ4つのブロックを打ち込んでしまったりして、ああ、隣も撃たなきゃ…ってなったりするわけね。頭も使うし反射神経も使う。シューティングっぽさもうまく生かしつつ、本当にいい意味で独自の世界を作り上げたゲームだと思う。
ものすごい単純なゲームなんだけども、プレイし始めると気づけば1時間経過。のめり込むってこういうことだろうなと。また懐古厨がと言われちゃいそうだが、こういったシンプルでのめりこむようなゲームはグラフィックが稚拙な昔のゲームならではの特権かな、と。 |