[Data]
ハード:Playstation
メーカー:ナムコ
発売日:1995.12.03
ジャンル:レース
実勢価格:200~300円(中古価格)

評価:★★★☆

リッジレーサーレボリューション

●概要
 ナムコのレースゲームシリーズ「リッジレーサー」の家庭用ゲーム機第2弾。前作初代リッジからちょうど1年後に発売されたタイトルで、PS発売1周年を記念したタイトルの1つでもある。コースはすべて新しいものに差し替えられ新たに3種類が登場。対戦専用で前作の2コースも使える。

●レボリューションの変更点1:敷居の高い通信対戦モード
 一番のウリになっていたのは「通信対戦が出来るようになった」というところだったが、必要なものが多くてなかなか実施の難しいものだった。必要なものは「PS本体×2」「PS本体同士を繋げる別売りの通信ケーブル」「ソフト2本」「テレビ2台」、つまり普通にプレイする環境を同じ部屋に2セット用意して通信ケーブルで繋げる必要があるということ。これを実際にプレイした人がどれだけいたんだろうか…
  公式ホームページにすら「この試練を乗り越えた方には」と書かれており、敷居が高いことは十分理解していたようだが。

●レボリューションの変更点2:バックミラーの搭載
 前作プレイ時にはあまり気にしていなかったが、言われてみれば…という初搭載がこれ。今までは一人用としての意味合いが強かったが、対戦というところで考えれば当然あったほうが面白いわけで、地味ながら順当な追加。

●レボリューションの変更点:その他
 そのほか、前作ではなかったらしい坂判定の追加・起動時のゲームがギャラガ'88に、BGMもすべて新しいものに差し替え、などが主な変更点となる。坂判定は実は全然気づいていなかったが、前作をプレイしなおして発覚。確かになかったんですね。

  コースは3つ、初級・中級・上級の3コース+それぞれの逆走コースで全てレボリューションで新しく作られた新コース。前作のコースと比べると全体的に難易度が高くなった印象を受けた。コース自体が狭いことが一番影響しているように思う。
 BGMも全て新しいものになったが、アーケード用「リッジレーサー2」からの流用という形が取られている。曲自体のレベルはもちろん高く、流用だろうが気にはならないが。

●細かい遊び心や追加要素は万歳・ロードも相変わらず皆無
 このころのナムコらしいなーという追加要素は万歳で、ギャラガで敵機全機破壊すると前作同様の追加車種が登場するほか、打ち漏れなく完全ノーミスで全機破壊すると”プリティレーサー”というモードに変わる。逆走でのミラーモードも前作同様に搭載。ゲームモードは増えたとはいえ基本的にコースで1位を取りに行くだけでやることは多くないが、しっかり楽しめる作りにしている。
 ロード時間についても前作同様爆速の部類でストレスはほぼ感じない。

●総評
 グラフィック部分での進化はほとんどないように見えるが、細かく変更点があるような感じ。最初から家庭用として作られている分、前作からボリューム感を出した作りを意識しているようで、プレイ時間はおそらく前作より長くなるだろうと思う。
 ここまで来ると初代リッジとどちらが好き?とかそういうレベルになる気がするんだが、個人的には初代のほうがコースの走りやすさなどで少し好みかなあ…。もっと上手かったら違うのかも。