[Data]
ハード:Playstation
メーカー:タイムワーナーインタラクティブ
発売日:1994.12.03
ジャンル:アクションパズル
実勢価格:100~150円(中古価格)

評価:

[Review] 2015.01.25

TAMA -ADVENTUROUS BALL IN GIDDY LABYRINTH-

 PS・SS両ハードの発売日と同時に発売されたいわゆる「ローンチタイトル」の一つである、フルポリゴンのアクションパズルゲーム。ほぼ同時期に発売される同世代機2種類で発売されたローンチタイトルのソフトはほかに例がなく、おそらく史上唯一になると思われる。
 制作のタイムワーナーインタラクティブ社は今は亡き当時の有名メーカー、アメリカ・テンゲン社の日本法人であり、テンゲンの親会社がタイムワーナーであったために社名を変更してオリジナルソフトで当時の次世代機に参入、本作はその第1弾となるソフトだった。

 暗黒と破壊をつかさどる「あくだま」によって、たまの世界は崩壊した。ただひとり、あくだまに立ち向かう勇気をもったたまも、あくだまの邪悪なエネルギーによって身動きが取れなくなってしまった。世界を傾けてたまを誘導し、世界に平和をもたらそう!

 昔流行?した、本体を傾けながら中の銀玉をゴールまで運ぶ「迷路ゲーム」(銀玉迷路ゲーム)をモチーフとしたアクションパズルゲームで、プレイヤーはステージを傾けてたまを転がし、ゴール地点までたまを誘導させることが使命となる。
 ステージはフルポリゴンで、拡大縮小・回転など思うがまま。テクスチャが貼られていないガキガキのポリゴンではあるが、3D表現に長けている次世代機のデモンストレーションとしては十分なものだっただろう。
 L/Rの4ボタンで横回転・十字キーの上下左右でそれぞれの方向に傾く。○×□△は拡大縮小。視点はそうそう動かすものでもないので、基本的には十字キーとL/Rだけを使うだけの簡単操作となる。

 十字キーで傾けてたまを動かすのだが、むやみに左右を使ってしまうと、動きが予測できずに収拾がつかなくなってくる。十字キーは上下のみ・方向転換はすべてL/Rで行うことを徹底しないと厳しい。方向転換もとっさに回るわけでもなく、狭い通路を通り抜けるのには一苦労。2つ目のワールドあたりから早くも動く落とし穴や滑る床が出てくるが、妙なバウンドに巻き込まれて吸い込まれたりも多数。

 何が一番問題かというと、もっさりした操作感…よりも、なぜか設定された時間制限、これに尽きる。操作性がある程度悪かったとしても、根気よくプレイしていればクリアできるならそれはそれで…というパターンもあるだろうが、このゲームはもっさり操作感にプラス時間制限が加わるものだから、変な焦りを誘発してさらにプレイをややこしくしている。
 …ただ、じゃあ実際に制限時間なしだったらこのゲームが面白かったか?と言われると、驚きはするがあっという間に飽きるという感じだろうなあ、というところ。この手のゲームはどう作っても手持ちの迷路ゲームには及ばないと感じる。