[Data]
ハード:Playstation
メーカー:メディアエンターテイメント
発売日:2001.05.24
ジャンル:グルメアクション
実勢価格:800~1000円(中古価格)

評価:★★★

[Review] 2009.02.06

焼肉奉行

 メディアエンターテイメントの「グルメアクションシリーズ3部作」と銘打たれた作品群の第1作。焼肉の「牛角」を経営するレインズインターナショナルが協賛しており、ソフト購入者に牛角の割引券が付属してくることでも(若干)話題になった。この3部作のあと2つ「満福!鍋家族」「やきとり娘~スゴ腕繁盛記~」と、いずれの作品もレインズインターナショナルが協賛。すべてに割引券がついていたようですよ。
 しかもPS2で続編「焼肉奉行 ボンファイア!」ってのが出ている。パッケージすら見たことないが、せっかくだから見つかったら買ってみようかな…

 ゲームの内容だが、プレイヤーは焼肉店(牛角かどうかは不明)の店員となり、来店する客に肉を焼いて食べさせ、満足させる。普通のお店ではまずありえないシチュエーションだけどな。客も客であれがダメだのこれがいいだのいろいろと文句つけてくるし…

 網の上における肉及び野菜は12個まで。表裏をしっかり焼いて、画面上の3人の客にどんどん食べさせていく。肉と野菜は火の通り方も違う(野菜のほうが時間がかかる)し、中央の2箇所は火力が強く倍の速さで焼きあがるなど、うまいギミックも用意している。

 客にはそれぞれ好き嫌いもあるので、嫌いなものは与えないように、なおかつ焼きすぎて焦がしたものや(焦がしすぎると削って取り払わなきゃならない)生焼けの状態のものをあげないように、考えながらもテンポよく進めていかなくてはならない。

 …とまあ、ここまでが基本システムなのだが、アクションゲームというよりはパズルゲームといったほうがいい内容だと思う。

 ゲームメニューはステージクリア型の「焼肉奉行」・2人対戦で競う「対戦奉行」・エンドレスのスコアアタックモード「とことん奉行」の3つと少なめ。難易度設定は3段階で可能(初級・中級・上級)で、上級ほんとに難しいです。初級ですらラストステージかなり苦戦した俺が言っても説得力ないだろうが。

 まあ、何にせよボリュームは不足気味かなと。新品で2,900円(肉[29]の語呂合わせ)だったし、値段考えたら仕方ないと言うべきなのか。

 今なら中古で間違いなく1,000円しないんで、落ちものとは違った珍しい切り口のパズルゲームやりたい人なら損はしないかと思います。また言うけどゲームモードの少なさがネックで、1回飽きたらもう戻ってこないタイプのゲームかも。