[Data]
ハード:Super famicom
メーカー:レーザーソフト
発売日:1992.03.27
ジャンル:2D横スクロールアクション
実勢価格:500~2,000円(中古価格)

評価:★☆

[Review] 2009.04.03

スーパーヴァリス 赤き月の乙女

 PCエンジンで大ヒットした横スクロールアクションゲーム「夢幻戦士ヴァリス」シリーズの第4弾「ヴァリスIV」をSFCに移植した作品。

 …とは言っても、ムービーなどが好評を得ていた大容量・CD-ROM採用のPCエンジン版と同じにできるわけもなく、ムービーはカットされ、3人のプレイヤーキャラを交代させることも出来た(らしい。PCエンジン版をプレイしていないので細かいことはわからず)
原作とはかなり違う内容になっていたようです。

 基本は剣を振る攻撃とダッシュ・ジャンプの3つで、あとはアイテムとして登場する特殊攻撃がある。特殊攻撃は6つまでストック可能で、L/Rボタンで選択してXボタンで装備し、上+Yボタンで使うことが出来る。回数制限あり。

 全般的な操作自体は難しくないのですぐに覚えられるし、そこまで癖のある動きでもない。ちょっと特殊攻撃を切り替えるときに間違いやすいくらいか。回数を使い切ってないのに違うアイテムを装備しちゃうことが度々…。

 難点がいろいろあるゲームなんだが、とりあえず困った部分は敵の配置。等間隔で出てくるような場面がやたらと多く、敵の種類も少ないし攻撃もワンパターン。ステージの構成も同じようなものが多くて、ルートが分かれるような場所もあるにはあるがほとんど意味がない。ステージ進行にかかった時間でボスの体力が変わる(時間がかかるほど増える)ってのはちょっと面白かったがまあそのくらいか。

 差別化された部分になる特殊攻撃もいまいち。というか使えるものが体力回復とせいぜい自動追尾のやつしかない。ほかは威力弱いしよく弾かれるしで何のためにあるのかよくわからない。せめてもうちょっと威力が高ければ使い道もあったのに。

 ということで総じて微妙というか面白くない。PCエンジン持ってない人からしたらヴァリスシリーズ自体を疑いかねないだろうなーとか思うぞ、本当に。しっかりしてくれ日本テレネット。エロゲーになんてしなくていいから。