-Vision-

数字のヒントを頼りにマス目を埋める、誰もが知ってる有名パズルゲームのNintendo DS版。 ルール自体は簡単なので誰しも楽しめる。SFCなどのハードでも登場している定番ともいえるゲーム。 Wi-Fiコネクション関連は未プレイなのでそれ以外で。

イージー・ノーマル・フリー(フリーのみ間違っても訂正されない)の3種類から難易度が選べ、問題数は通常で300問以上とボリュームもかなりある。エキストラステージもあり。 塗り終わった数字の色が自動で変わったりするし、マスの最大が25×20というサイズのために総じて難易度は低いほう。 雑誌のどでかいイラストロジックに慣れてるような人だとちょっと物足りない難易度かもしれないが、 DSそのものの狙いは空いた時間に軽く…ということから考えると、あまり時間がかからないこのくらいの大きさがちょうどいいのかもしれない。

さて、Nintendo DSといえばタッチペン。このソフトもタッチペンを使ってマスを埋めていったりすることができる。 十字キーで動かすかタッチペンを使うかはいつでも切り替えが可能なあたりがとても親切。 タッチペンで動かす際にはまず画面を拡大させ、そのあとは十字キーとの組み合わせでマスを塗ったり×印をつけたりができる。

タッチペンでの動かし方の出来は秀逸。十字キーとタッチペンを両方使うことで得られる抜群の操作感。欲を言えば、タッチペンでのどばーっと塗りつぶす爽快感がもうちょっと欲しかったところだが、DSの画面サイズなどの都合を考えると仕方ないところだろう。おそらく、現時点で出ているピクロス・イラストロジック系ゲームで最も優れた操作系だと思う。

グラフィックもそれなりの水準で、1問だけだが中断機能もあり・スケッチなどのちょっとしたミニゲームもあり。丁寧な作りで非常に好感が持てる。任天堂さすがだなー、と素直に評価できる1本です。ピクロスあんまりやったことないなーなんて人にもいいんじゃないでしょうか。ピクロスの面白さが見えるかも。

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sinth 2005.06.04 Webmaster: S.K Mail: vision_hp@hotmail.co.jp