縦横の数字をヒントにマス目を埋めてイラストを完成させる、雑誌などでもおなじみのパズルゲームのDS版。 日本文芸社の雑誌「イラストロジック」から300問が出題、10×10・15×15・20×20・25×25の大きさの問題が用意されている。 制限時間つきの段位認定モードもある。
DSの特徴であるタッチペンを使った操作が特徴で、通常のボタンを使った操作とタッチペンを使った操作が切り替えなしに使える。 下画面にすべてを表示する形式になっているため、10×10はまだしも25×25になるとマス目が小さすぎてミスしやすい。 このへんは後に出た「テトリスDS」ではズーム機能をつけることで改善しているが、こちらは縦の数字を上の画面に表示させることで 下画面の表示領域を広くするという画面の使い方をしている。縦数字がえらく見難くて個人的には不評だが。
ボタン配置はAで塗り・Bで空白・Xで×印なのだが、これがまず疑問。なぜ塗りと空白を同じボタンにしなかったのか? ワンタッチで切り替えができないのは意外と痛い。そして、塗りの部分に×印を上書きできてしまうのも大問題。 特にマスの小さい問題になると、ちょっとミスすると塗ったマスを×印で置き換えられ、いちいち塗りに切り替えてからまた塗りなおし…と、 いちいちリカバリーに時間がかかる仕様になっている。
便利な機能というくくりで吹き出し機能やラインチェック機能などがあったりはするが、あまり役立たない。 あと上下画面を入れ替えたりもできるが、これも何のためにある機能なのかいまいち謎だったり。 問題数は多いので暇つぶしにはなるけど、ピクロスDSが出ている今の状況を考えると、今こちらをプレイする意味はないように思う。 それだけピクロスDSがすばらしいと思えばいいのか、このゲームがひどいと思えばいいのか。