ハンマーを持ったポポ(青いほう)とナナ(ピンクなほう)を操り、氷の塊を壊したりして32ステージある雪山を登っていくのが目的のアクションゲーム。 ファミコンミニでも発売され、「スーパーマリオブラザーズ」「ドンキーコング」などと並んで初回10タイトルに選ばれるほどの人気の高さを見せた。
階層は下から8階層あり、登りきるとステージクリア。登りきった後はボーナスステージが待っていて、 階層の途中にある野菜を取って最上段にいるコンドルの足に捕まればボーナスステージクリアとなる、という単純明快な内容。
操作性はあまり良くない。出た時期を考えても操作性がとてつもなくいいわけもないんだが、とにかくジャンプの軌道が特殊で足場に登れない登れない。 それでも、このジャンプの軌道もこういうゲームなんだなと割り切ってプレイできる。目的が単純なので、ジャンプ以外に悩むこともないし。 見た目がリアルじゃない分だけ操作性が多少悪くても納得できるって言う部分もあるかな。
懐古厨と言われればそれまでかもしれないんだけど、今のゲームのきれいなグラフィックでの操作性と、昔のゲームでの操作性。 グラフィックのイメージっていうのはこういうところにも微妙に出ているのかなと思うな。今ほどのグラフィックのあるゲームで操作性が悪いと、 きれいなグラフィックで動きをイメージしやすい分だけ理想が高くなるって言うか…。説明しにくいんだけども。
2人同時プレイも可能で、このゲームのストーリーを考えるに「協力して上へ上っていく」のが本来目指していたやり方だとは思うが、 片方のプレイヤーがある程度上の階層へ行くと下の階層には戻れなくなる(4階層以上までいくと、画面表示の関係で今いる階層-3階層が消える)うえに、 下の階層にもう一人のプレイヤーがいた場合はそのプレイヤーが死んでしまう。 両方のプレイヤーがうまいこと同じペースで登って行かないことには、どちらかがスクロールに巻き込まれて死亡となるわけで、協力プレイはなかなか望めない。 たぶん叩き落しプレイが標準だっただろうなーと思う。ネット上でちょっと調べてみたけど、大体そんな感じだな。
何も考えずにひたすら邪魔者を蹴散らし登る、そんな中毒性のある内容はさすが。 味方すら蹴散らせるダークさはマリオブラザーズあたりを彷彿とさせる部分も。簡単ながらいろんな楽しみ方が出来るというあたりも人気の高さの一因だと思います。