-Vision-

ハドソンのJリーグシリーズ第2弾。前年度昇格したレイソル・セレッソを含めた全14チームが登場。 前作同様の多彩なゲームオプションが特徴で、今回もスタジアムの視点を3種類から選べたり、天候・選手の走るスピードを選べたりできる。

前作はいろいろと動きのおかしいゲームだったのだが、今回は随分とまともになった。まずグラフィック面では選手が随分とスリムになるなどしていて、 エキサイトステージにほど近いグラフィックに。前作から比べるとものすごい進化。選手の動きもスケートのように滑った動きをしなくなったし。 ものすごいグラフィックというわけではないものの。まあごく標準とでも言おうか。

動きは非常に良くなったが、ゴール前で斜め上ないし斜め下にシュートすると必ずゴールになる場所があるのはサッカーゲームとして致命的。 パスが基本的にサーチパスしかない(ロングボールorシュートを無理やりスルーパス気味にすることはできるが)とか、グラフィック以外の基本部分が前時代な出来になっていて、 95の時点でかなり完成系だったエキサイトステージシリーズに比べるとこの辺で見劣りする。

グラフィック以上に一番のウリとしていたのはサウンド面。実況スタジアムの名の通り試合中に実況が入るようになったほか、 試合中のBGMはすべて本物の応援歌を使用するなど、(無駄に)凝った仕様になっていた。

実況に関しては、プレーのときのみ声が流れるようになっているんだけど、クリアしたときに「クリア!」とかシュートしたときに「シュート!」とか、 プレイ一つ一つに声が入るに過ぎないのね。がんばってないわけではないし、SFCの容量で声を入れるって時点で結構難しいのはわかるんだけども、 ここまで簡略なものだと、別になかったらなかったでいいような…って気になってしまう。

前作と同様の3種類の視点だが、前作以上にトップ・フラットのバランスの悪さというか画面の見にくさが前面に出ていて、あいかわらず3種類ある意味がよくわからない。 もうサイド視点だけでいいじゃない…。

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