-Vision-

今やハドソンの顔ともなった、ボンバーマンシリーズの記念すべき第1弾。本筋のストーリーは、地底王国のロボットであるボンバーマンが地上への脱出を夢見て奮闘する、てな感じ。 いまやロボットですらなくなった感のあるボンバーマンだけど(DS版では普通の少年になってるし)、昔はまともなキャラだったんですよ。 何度見ても、箱のリアルなイラスト(特に風船みたいな敵・正式名称知らんけど)が笑える。

基本となる部分はこの初代でほぼ完成系。爆弾をおいてブロックを壊して扉やアイテムを見つける。画面上の敵を全て倒すと扉が開き、扉を通過するとステージクリア。 後のバージョンによって微妙にルールに違いはあるものの大体この初代ルールに沿った内容で、それだけこのゲームの完成度が高いっていうのが見える。

ステージは横2画面分。ローラースケートが手に入るまでの歩くスピードの遅さが微妙だが、そのローラースケートも早い段階で手に入るのはさすが。 ボムアップ(爆弾設置数アップ)とファイヤーアップ(火力アップ)を取りつつ、そしてリモコンが手に入ってからの爽快さは他のゲームでは味わえない快感。 調子に乗りすぎて誘爆したりするのも、やっぱり面白い。いつになっても一度はやってしまうこんなミスでさえ、このゲームの面白さの一端だと思うのです。

そうそう、もう一つ面白いのが、俺らの中で「爆風乱舞」とか呼ばれてた、爆風に当たったときにボタン押しっぱなしで爆風をまとったまま歩けるってやつ。 裏技って程でもないこの現象?の呼び方は古今東西色々あるようだけど、とりあえずボーナスステージで敵を殲滅しまくるのが楽しかった。

エンディングもぜひ見てほしいんですよ。なんかどっかで見たことが…っていうキャラが登場します。 50ステージもあるけれど、アイテムさえきちんと取っていればさほど苦労する難易度ではないので、ぜひぜひ。

実は、このソフトが俺の人生ではじめてプレイしたゲームでして。 やっぱり印象に残るし、昔はプレイしまくっていたゲームを久々にプレイしても感覚を覚えているもんだなーと実感。やっぱり面白い。

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sinth 2005.06.04 Webmaster: S.K Mail: vision_hp@hotmail.co.jp