日本の「RPG」と呼ばれるゲームの大元となっただろう、有名シリーズの第1作。 今のRPGの基礎の基礎である「コマンドウインドウ採用」「レベルアップして強くなる」という要素を世の中に広く浸透させた功績は大きいと思う。
容量512KbitでのRPG製作は技術的にも容量的にも大変難しかったとのことだそうで、それを実現したことがまず凄かったようです。 (何でカニ歩きなんだろうと思ってたら、そういうところで容量をうまく削っていたとのことらしい) それから、姫を助けるのがラスボスよりも先っていうストーリー進行はかなり目新しかったのでは。普通逆じゃない?ラスボス倒して姫助けるよな。
目新しいといえば他にも、たいまつ(レミーラ)を使ったダンジョン。 わざわざ明るくすることによって探検しているというのを十分に感じ取ることが出来るのは見事だった。 よく考えてみると、洞窟なんだから必ず明かりがついているっておかしな話だよな。2以降でなくなってしまったのはちょっと残念。
復活の呪文でゲーム内容を再開できるというのもあったが、あまりに詳細な情報が記録されなかったりするのはご愛嬌ってとこだろうか。 変なパスワードもずいぶん流行ったよな。今は亡きゲーム雑誌・○勝のパスワードなんかが有名だったが、いまやパスワードが解析できるまでに時代は進行。 ああああ…とか適当なパスワードで良かった某ヘラクレスのゲーム第1作とかに比べると、きちんと文として成立するパスワードが作れるってのも面白いかも。
しかし、FC時代のクリエイターってのは限られた容量の中で凄いゲーム作ってたもんだ。えーと、今のDVDゲームが最大使ったとして4.7GB=4928307KB(たぶん)。 512Kビットってことは=64KB。単純計算で77000倍か…