ナムコ発売の超有名野球ゲームシリーズ第1作。ファミコンでファミスタの前に発売された野球ゲームは「ベースボール」しかなく(しかも3年も前)、 このゲームが出たことで野球ゲームの幅はうんと広がったんだろうと思われる。(自分はリアル世代ではないので、登場したときの感動まではないけれど…)
ベースボールから進化して一番大きかったのは「選手それぞれに個性が出来た」こと。名前がついてそれぞれスタミナや打力・走力などが数値化され、 選手を交代させたりもできるようになった。選手が実名だったことは後々大問題になったようだけども、結果として感情移入がしやすかったのも確かだろう。 全選手同じ動きにはなるものの守備を自分で動かせるようになったのも大きく、さまざまな面において野球盤から離れた正式な「野球ゲーム」に進化した作品だろうと思う。
チームは10チーム。セリーグ6球団は全て収録&ナムコスターズ収録。パ・リーグはまだ軽視されていたようで、6球団あるうちまともに収録されたのは西武のみという有様。 ロッテ+日ハムのフーズフーズと南海+近鉄+阪急のレイルウェイズにまとめられてしまっている。今となってはネタで済むけどねぇ…。
この初代は打高投低で、打球が速い・ボールがとにかく伸びる。ホームランは大半が場外に消えてゆく…というわけで、どちらかというと打撃戦になることが多い。 次回作はこの辺のバランスをうまく調整してたようだけど。今でも充分に通用する基本の面白さはさすがといったところです。