-Vision-

ゲームボーイで発売され大ヒットした横スクロールアクションゲーム「星のカービィ」の第2弾で、何でも吸い込むことが出来る丸っこい生き物「カービィ」を操る。 ファミコンのゲームとしては最後のミリオンセラーソフト。(Wikipediaには80万本という記述もあるが、任天堂で公式に100万本オーバーと言ってるから多分間違いないだろう)

前作と基本操作は同じ。敵を吸い込み吐き出す攻撃と、空気を吸い込んで空を飛ぶ。そのほか、今回から新たにスライディングが出来るようになっている。 そしてこのゲーム(&これ以降のカービィの名物にも)目玉となったのが、吸い込んだ敵の能力をそのまま利用できる「コピー」能力。 敵が使っているものがそのまま使えるというわかりやすさ・能力をうまく使えば簡単にクリアできるステージも多数。 敵の配置もうまく考えられている(必要な能力をコピーできる敵がそばにいたりとか)など、細かいところに手が届いている印象がある。

カービィもカラーになってパワーアップ。見た目もかわいく、コピー能力を発動しているときのカービィもまたかわいい。 これも、カービィみたいな何もない…と言ったら失礼だが、丸くてかわいい以外に特徴のない・それ故にいろんな形に変えたりできるこの見た目だからこそ出来るものだったと思う。

このシリーズはアイテムをつけたりしなくてもすでに空を飛べるようになっていて、上キーを押すだけでふわーっと浮かんでしまう。 慣れれば大したことはないが、この独自の操作系は若干の慣れが必要だろう。そしてコピー能力の一部はこの空を飛んだりするのに影響を及ぼすものもあり、 ジャンプ中に使えない能力があったり、能力装備の状態では敵を吸い込むことが出来ないなど戸惑う部分はあった。 シンプルな操作でたくさんのことをやらせる以上は仕方ないことだとは思うんだが。

操作性はとても良好で癖もなく扱いやすい。グラフィックもファミコンでは最上級でこまごましたところもなく、シンプルにカービィの世界を表現できていると思う。 音楽も前作同様に世界によくあった音楽ばかりで文句なし。ミニゲームや隠し要素・今回もある高難易度のエキストラモードなどの追加要素も一通り取り揃え、 まったく隙のない出来。これが14年前のゲームだとは。

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sinth 2005.06.04 Webmaster: S.K Mail: vision_hp@hotmail.co.jp