グラディウスで有名になったコナミの(ある意味)名物キャラクター・モアイがディフォルメ化されて初の主人公となったアクションパズルゲーム。 初…というか、これ行こうモアイが主人公だったゲームってあったっけね?もしかしたら唯一のゲームなのかも。 1画面固定制で、モンスターなどが配置されたステージでプッチーと呼ばれる子モアイを救出して扉をくぐればステージクリアとなる。全56ステージ。
モアイくんの出来ることはジャンプと頭突きで、頭突きでは足場となるブロックを破壊できるほか、破壊できない岩を押したりできる。 ステージにより落ちている爆弾は地面のブロックを破壊するのに使う。プッチーを助け出すのに足場をどうやって組むかを考えたりしなければならない。 最初のほうはとくに考えずに突き進めばクリアできるのだが、後半になるとブロックの破壊する順番まで考えないとクリアできないなど、なかなか歯ごたえのある内容となる。
ジャンプはブロック一つ分の高さしかジャンプできず、パズル要素を高めることには成功しているように思うんだが、 ステージ構成がかなりシビアで、ジャンプに失敗してやり直しになることがかなり多い。ステージ1からそんな内容(ジャンプに一度でも失敗するとやり直しになる)で、 最初から厳しさを教えているという解釈も出来るが、ちょっとやりすぎ感があるなぁ、と。
ルールは簡単なのであっという間に覚えられる。アクションパズルとしてはまずまずの出来だとは思うけど、もうちょっとアクション要素は弱くても良かったんじゃないかな。 ステージ数は無駄に多いので暇つぶしには充分すぎるボリュームでしょうか。
音楽に使われているのが「笑点のテーマ」と「吉本新喜劇のテーマ」。ずいぶんと権利にうるさくなったコナミだけど、この音楽は問題なかったんだろうか。 あと、なぜモアイにこの音楽を絡めようと思ったのか聞きたい。ディフォルメされてるとは言え。