テレビ中継を再現したリアルなグラフィックが話題を呼んだジャレコの野球ゲーム。シリーズ化された。

まあ、ある意味で非常に有名なゲームなので、いちいち説明とかはなくてもいい感じではあるんだけど、投球に高さをつけられるとか、 選手数が単純に多いとか、球団も12球団フルに使えたし、まあとにかくいろいろとインパクトの大きいゲームでした。 魔球のようなファミスタのフォークと違ってまだ普通の野球っぽい縦の変化球も再現？されてたし…。グラフィックが与えた影響は果てしなく大きい。

グラフィックの影響がなまじ大きくそれが大ヒットに結びついてしまっただけに、ゲーム本編のまずさも瞬く間に広まり伝説化してしまったことは否めないだろう。 今だから笑い話で済むしことが多いし俺は発売日に買ったりしたわけでもないのでダメージはさほどなかったが、これを定価で買った人のダメージは相当あっただろうと思うな。 笑い話の代表格はバントホームランか。ジャレコが自分でネタにしたくらい（携帯アプリで登場）だからな。

それ以外の部分では、ファールの後は確実にストライクになる・バットの当たり判定が不明・守備が中途半端なマニュアル守備で超難解…などが代表的なところだが、 対CPU戦において選べるモードがペナントレースモードしかないっていうのはなかなか思い切った仕様だったと思う。 ファミスタだと全球団と1回づつ対戦するってやつだったが、このゲームだと130試合だからね…

リアル志向のファンに受け入れられたことも確かだし、今でも笑い話として残るという迷作？ゲームには間違いない。 今は当たり前になったテレビ中継視点・そのハシリとなった作品、プレイする価値は充分にあると思う。