ディスクシステムで発売された、SDガンダムシミュレーションシリーズの記念すべき第1弾。 マップ部分はシミュレーション、戦闘は横スクロールのアクションで展開されるのが大きな特徴となっている。
基本システムが第2作のカプセル戦記と同じ(カプセル戦記が大して進化してない証明とも言えなくはないが)なのであまり書くことは多くないんだが、 それだけ完成されたシステムだったとも言える。見た目のかわいさとは裏腹に硬派なシミュレーション部分を併せ持ち、 戦闘はアクションで操作するので考えるのは苦手でもアクションの腕でひっくり返せる戦況もある。 SDガンダムシミュレーションを世に広め、後に続く名作へと進化させた第1弾タイトルの意義は非常に大きかった。
初代だから欠点も確かに多くて、思考時間があまりに長すぎる(5分とかザラにある)とか、ユニット数少ないとか。 一番やばいのが1フェイズ(自分のターン)で動かせるユニットの数が3しかないってところで、戦略も何もって感じだったのが痛い。 この辺は続編で随分改善されたし、初代実験作ということを考えると仕方ないかって気もしないでもないんだが…
相当プレイしやすい次回作の登場がすべてで、このゲームに関して今の視点で言えばプレイするのに適した作品ではすでにないとは思う。 ディスクシステムという媒体上プレイも難しくなってきてるのだろうし。と思ったら、ファミコンミニで出てんのな。 しかし、あの思考時間までそっくりそのまま移植したらしいってんだから笑えるな。そのくらい改善できなかったのか。