-Vision-

ガンダム・仮面ライダー・宇宙刑事シリーズ・ウルトラマンのアニメ・特撮シリーズ4作品のキャラが登場する横スクロールアクションゲーム。 コンパチヒーローシリーズと呼ばれる各版権作品の融合シリーズで、この作品で第2作目。

Aボタンでジャンプ・Bボタンで攻撃というオーソドックスな横スクロールアクションゲームで、上記4作品がモチーフのステージが各2つづつ+ラストステージの全部で9ステージ。 最初の8ステージに関しては選択可能でどのステージから始めてもよく、8ステージを順不同でクリアするとラストステージが出てくるという流れになっている。

特徴は、やっぱりいろんなキャラクターを操ることが出来る、この1点に尽きる。ウルトラマンからはマン・セブン・タロウ、 仮面ライダーからはライダー・ライダーX・ブラックRX、宇宙刑事シリーズからはシャイダー・メタルダー・ジバン、ガンダムからはガンダム・Zガンダム・νガンダムが登場。 変身アイテム・パワーアップアイテムを取るごとにキャラがどんどん入れ替わる、これはやっぱりすごいと思うし見てて楽しい。 そういったゲームが当時はなかったのももちろんあるんだろうけどもね。

各シリーズごとに3人が登場、例えばウルトラマンだったらマン→セブン→タロウという順にパワーアップしていく(今考えるとおかしな話だが)。 パワーアップしていくと攻撃力やジャンプ力が上がるほか、ビームなどの遠距離攻撃ができるようになるなど大幅に進化する。 …と、ここで困るのは各第1段階のキャラ。近距離攻撃な上に当たり判定がひどく短い・攻撃力も低い・ジャンプ力も大してないといいとこなし。 特にマンやライダーはチョップで敵に挑む豪快さで、とりあえず武器を持つシャイダー・ガンダムと比べても圧倒的に弱い。(おそらく当たり判定も後者2キャラのほうが長い)

第2段階も随分マシにはなっているものの、やっぱりチョップで敵に挑むメタルダーやら遠距離攻撃だけど攻撃力のないZガンダムなど、第1段階より多少マシ程度に落ち着いてしまい、 結局各3段階目のキャラ以外はほとんど使われない。2段階目までの8キャラに関しては縛りプレイでもしない限りなかなか使う機会がないだろうなぁ…。 せっかくいろんなキャラが出てくるのにうまいこと使われないのは残念。ちなみに3段階目は2WAY&斜めに弾を撃てる・攻撃力も高いジバンが最強。

アクション部分の難易度はそれほど高くない。パワーアップアイテムや回復アイテムのおにぎりが敵を倒せばいたるところで出てくるのであまり苦にならない。 パワーダウンアイテムのどくろがちょっと厄介で、取ったら即座に第1段階まで戻ってしまう。これにさえ引っかからなければさほど苦労はしないと思う。 ボスはゼットンがちょっと強いかなーというのと、ラスボスの第1段階がちょっと厳しいくらいかな。

操作性が基本的に良い部類にあるのと、ステージが短めでテンポも良い。アクションゲームはやっぱりこうじゃないとって感じがする。 キャラクターの叩き売りみたいにはなってしまったけど、まあゲームとしてみたときにはさほど悪くない内容に思います。

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sinth 2005.06.04 Webmaster: S.K Mail: vision_hp@hotmail.co.jp