列をそろえて消してゆく、有名パズルゲームのファミコン移植版。 初期配置のブロック数に応じた5つのラウンドと落ちてくるブロックのスピードに応じた9つのステージをクリアしてゆく。 25ライン消すとステージクリアとなり次ステージへと進めるというこのスタイルは家庭用モードとして後に発売されたテトリスにも収録されていることが多い。 9ステージをクリアすると楽団の演奏やダンスが見られ、高ラウンドのステージ9をクリアするほど人数が増えていく仕組み。
エンドレスモードがないので、1回のプレイ時間はさほど多くない。制約がある分、25ラインの中でいかにして高いスコアを出せるかが面白かった。 最後の楽団とダンスはいまいち謎だが、ラウンドが増えると演奏者の数も増えて演奏が豪華になっていくので、先を見たいという気にはさせてくれる。
操作性が他のテトリスとは違って特殊で、通常A/Bボタンでブロック回転・十字キー下でブロック高速落下のはずが、 十字キーの下でブロックの回転・Aボタンを押すとブロックが一瞬で落下しそのまま垂直落下、と通常の逆になっている。 逆な操作も困るがそれ以上に困るのがAボタンを押した際の垂直落下で、Aボタンを押したら落下してそのまま確定(固定?)してしまう。 横からの滑り入れが超面倒(とくにステージの最初の方だと尚更)で、後に通常操作に戻ったゲームボーイ版をプレイして、なんてやりやすいんだろうと思ったもんだ。
エンディングの花火を見るために家族総出で5-9クリアに勤しんだこともあったなぁと。今考えるとそんなに難しくもないんだが。