テトリスシリーズ第2弾。今回は通常の「テトリス」に加え、爆弾ブロックによるブロック消去要素が加わった「ボンブリス」が加わって倍のボリュームで登場。 音楽はあのすぎやまこういち氏が担当している。前回はロシア音楽だったが、今回はがらっと曲調が変わっていて面白い。 ていうか、使ってる音が一緒なのもあるんだろうが、まんまドラクエか?と思うような曲が多い。オープニングの音楽やステージクリアの音楽なんてそのまんまだろう。 製作はチュンソフト。
通常のテトリス部分は、前作にあった25ラインを消すモード(TYPE-B)のほかに、10ラインごとに1レベルが上がっていくエンドレスモード(TYPE-A)・ 10ラインごとに一番下からラインが1段競りあがってくるモード(TYPE-C)の3種類から選べるようになった。 操作系は通常タイプ(A/Bボタンでブロック回転・十字キー下でブロック高速落下)に戻ったのでプレイしやすく、ブロックの回転・落下も滑らかでキーレスポンスも良い。 前作が何だったのかと思うくらいの大進化を遂げている。
ボンブリスのほうは、決められた初期配置ブロックをどれだけ少ないピースで消せるか…という面クリア型の「Contest」モード、 決められたピース数で初期配置のすべてのブロックを消す「Puzzle」モード、自分でステージを作成(最大10までセーブ可能)できる「Construction」モードの3つ。
テトリスと違うのはエンドレスモードがないところ。難点と言えるのかどうか微妙だが、そういうモードがひとつあっても良かったんじゃないかなーとも思う。 あと、テトリスといえば4ブロック構成のピース「テトラミノ」だが、ボンブリスでは5ブロックのピース「ペンタミノ」が登場する。 もちろん4ライン消し「テトリス」を越えた5ライン消し「ペントリス」も可能で、爆弾ブロックとの組み合わせが絶妙に良い。いっぺんに消えてゆくさまがね。 テトリスばっかりやってた身としては、5ブロック構成のピースにちょっと納得行かないところもあるんだが。
モードも多くて長く楽しめるし、それ以上に快適な操作性と小気味良い音楽。文句の付け所のない優秀作品。