前作からほぼ1年後に発売されたエポック社のJリーグサッカーゲーム第2弾。95年新規参入チーム・セレッソとレイソルを加えた14チームが登場する。
フォーメーションを自由に構成できるというシリーズの特徴がさらにパワーアップ。前作ではチームごとにフォーメーションがデフォルトで1種類決まっていたが、 今回はまず基本フォーメーションを数種類から選択した上で細かく配置を動かしたり出来るようになった。 配置を変えるのもメニュー画面が出来たので変えやすくなったし、全体的に押している部分を更にわかりやすくしたというのはいい進化の仕方だと思った。
ゲームメニューにはトーナメントモードとドリームマッチモードが加わった。トーナメントモードはそのものずばりだが、 最大で14クラブ(要するに登場全チーム)まで参加できるトーナメント対戦が出来るモード。ドリームマッチモードは他ゲームのオールスターモードに近いもので、 各クラブから好きな選手を選んで戦えるモード。決めるのが面倒な場合はランダムで決めることも可能になっている。
あと加わったものとしては、オフサイドができたことやキーパーをプレイヤーで動かせるようになった(スタメン決定画面で選べるようになっている)ことなどがある。 オフサイドはフォワードのポジション取りが悪いせいなのか、オフサイドの山を築くことが結構あって困る。これなら無くても良かったのでは、と思わなくもない。 今のリアル系サッカーゲームならまだしも、この頃のある意味ハチャメチャさもウリの内容だと、ないほうが逆にゲームとしては面白いのかも。 そういった意味では、オフサイドのオンオフがプレイヤーに委ねられているというのは親切な機能だったと思うんだな。
'94のサロンフットボールモードはトレーニングモードのひとつとして再登場。相変わらず本編よりもこっちを中心にプレイしていた。やっぱり楽しいよ、このモード。
グラフィックはそこまで大幅に変化しているわけではなく、1年たって大きく進化したかと言われるとそうでもない。ファミスタやワースタの進化が毎年こんな感じだったが、 データが変わることに価値を見出せないとなかなかねえ。それでもチームが増えていくってところは野球とは違った楽しみがあるけどもね。 まあこれも今だから言える話で、当時は94が面白かったから毎年買っちゃった自分がいるんだけどさ…