エポック社発売のJリーグサッカーゲーム第3弾。SFCでの今シリーズはこれが最終作。96年度から加入したパープルサンガとアビスパを加えた全16チームが登場する。
前作で既にほぼ完成されていたゲームであるということ、グラフィック関連に明確な進歩が見られないこともあって、基本はマイナーチェンジのまま3作進んでしまった感のあるゲーム。 それでも基本が面白いなので、どれをプレイしても楽しいことには変わりない。
新しく加わったゲームメニューは勝ち抜き戦モードで、他のクラブと次々に対戦するモードとなっている。代わりに'95にあったオプションメニューが消えたが、 COMの難易度以外はゲームモードを選んだ段階でも変えられるようになっていたので、まあうまくつぶしたってとこだろう。 そのほかについては'95と全く同じ。相変わらずトレーニングAの壁つきフットサルが楽しい…って毎回言ってるな。
選手の動き等については、Xボタンを押しながらボールに近づくと出来る、足からボールを離しつつのドリブルが加わった模様。これしか自分では確認できなかった。 そのほかはおそらくあまり変わってないものと思われる。もともとあるスピード感は今作でも健在で、さすがといった感じ。
'95の時もそうだったが基本はマイナーチェンジの作品で、今プレイするなら'95か'96、思い入れのあるほうで選んで構わないと思う。 結局のところ、チームが2チーム増えた以外に'96じゃないと!っていう部分はなかなか見つからないんだよな。 それがこのシリーズ全体の”変わらないいいところ”でもあり、”変わらないからこそのデメリット”にもなっていると思う。これだからシリーズ作品って本当に難しい。 変わらなきゃ変わらないでつまらないし、変わりすぎるとシリーズじゃない印象になっちゃうし。