-Vision-

タイトルそのまんまだが、上からの見下ろし視点を採用したF-1レーシングゲーム。まだ決勝の台数が26台だった時代ですなぁ…。 時代が時代なので、マクラーレンとウイリアムズ・あとフェラーリが圧倒的な強さを誇る。マクラーレンにはあのアイルトン・セナとセカンドにベルガーだよ。 ウイリアムズもマンセルとパトレーゼ・フェラーリはプロストとアレジ。メンバー見てるだけでも楽しいよ。

この頃のレーシングゲームではほぼ定番だった真上からの見下ろし視点を採用。カーブの手前には標識にて曲がる方向やカーブの緩急を示してくれるようになっている。 とは言え、細かい複合カーブには表示が遅れたりと正直役に立たないこともあり、コースを覚えたほうが早いかなーと思ったことも。 マシンは小さくヘボい感が漂っているが、マシンの抜きにくさなどはそれなりに再現されているので、まあ時期を考えれば及第点かなって感じがする。

マシンが壊れる・タイヤが磨耗するといった要素も組み込まれ、ダメージがあるかどうかは画面上でわかるようになっている。 基本的にダメージを受けた場合、挙動が安定しにくくなってスリップしやすくなる。ピットに入れば直せるが、もちろんダメージを複数個所受けていればピットアウトに時間もかかる。 普通のレースゲームではこういった要素はないので、新鮮ってほどでもないが差別化にはなっている。

とは言っても、ピットインが勝負を左右するのが実際のF-1のように50周も60周もする場合のみということを考えると、1桁周回で終わるゲームにピットインの面白さを求めるのは難しい。 F-1を名乗るなら必ず入れなければならないものではあるが、これをゲームとして面白くするのは至難の業だろうなとは思う。

この当時のスピードまでは覚えちゃいないんだが、最高速360km/hとかやりすぎじゃないかと思うんだが、こんなにスピード出てただろうか? 今のF-1はいろいろなレギュレーションでずいぶんとスピードが落ちたと記憶しているが、それでもここまでの差があったかなぁと。

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sinth 2005.06.04 Webmaster: S.K Mail: vision_hp@hotmail.co.jp