-Vision-

ウルトラマンを操り、3分の制限時間内に怪獣と1対1で戦い倒すことが目的のアクションゲーム。 同時期にアーケードでもリリースされていた記憶がある、と前回この場所で書いていたが、どうやら同じような内容で出ていたらしく、事実のようだった。

SFCの発売からまだ半年ほどで出ているゲームなのだが、グラフィックはかなりの高水準。ウルトラマンの登場シーンの再現を含めて雰囲気作りはうまいし、 サンプリング音声の再生によって本物の(というか撮影で使われた)ウルトラマンや怪獣の声が使われているなどのこだわりも感じさせる。

ゲーム部分に関しては、3分間の間に敵怪獣の体力を0にしてFINISHサインが出ている間にスペシウム光線を当てるとクリア。 必殺技のゲージは時間とともに自動でたまっていき、ゲージがたまっていくと光線技が使えるようになる。 たまった量によってスラッシュ光線・アタック光線・八つ裂き光輪・スペシウム光線と4種類の光線技を出せるようになる。光線技は出すとその分ゲージが減るので使い方に気をつける必要がある。

感想としては、操作性があまり良くないのが致命的に作用していると思う。あと怪獣とウルトラマンそれぞれの当たり判定が微妙で、特に接触するときはかなりシビアな気がする。 そもそもなんで接触したらこちら側が必ず転ばされるのか。何度もどごーんどごーんって転ばされるのはちょっと…。 通常技の中で使える技が大ジャンプ後の急降下キックくらいしかないため、ほとんどの怪獣に対して急降下キックの繰り返しになってしまい、全体的に単純作業になりがちなのも問題あり。

スペシウム光線を当てるまでがちまちま攻撃を当てる必要があるし、FINISHサインが出てからちょっと時間がかかると回復されてしまってスペシウム光線が無駄に終わることもあったりして、 このへんのシステム周りはもうちょっと何とかできなかったのかなーと思う。ブルトンステージ以降の難易度急騰にも泣ける。あんな正攻法使えない怪獣を序盤に置かないでよー…

書き直す前にブルトンステージで詰まるって書いてたんでもう1回チャレンジしてみたが、やっぱりブルトンで詰まる。バリア難しいよー

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sinth 2005.06.04 Webmaster: S.K Mail: vision_hp@hotmail.co.jp