落ちものパズルとプロ野球を組み合わせた異色のパズルゲーム。1P・2Pがそれぞれ攻撃・守備に分かれてイニングごとに攻防を繰り広げていく。 オープン戦(1回対戦モード)のほかに、130試合のペナントレースを戦い抜くペナントモードがあったり、パワプロでいう「シナリオモード」のような「熱闘しーん」モードがあるなど、野球ゲームに近いモード構成になっている。
ルールが独自で面白い。連鎖の数で相手に与える影響が大きく変わってくる。
攻撃時…
1連鎖:ボール(4回でフォアボールとなり出塁)
2連鎖:ヒット
3連鎖:2塁打
4連鎖:3塁打
5連鎖以上:ホームラン
ランナーがいるときにヒットを打つとそれぞれの塁打数分進塁・本塁に帰ってきた分が得点になる。
守備時…
1連鎖:ストライク(3回で1アウト)
2連鎖:アウト
3連鎖:併殺打
4連鎖以上:三重殺
そのほか、画面上までブロックが溜まってしまうと「エラー」となり、相手に無条件で1点が入る。
という感じで進行。これを9イニング表裏(オプションで変更可)続ける。ルールは非常に面白いんだけど、このシステムの大きな難点は「1連鎖が弱すぎること」で、2連鎖以上を狙って出せるようじゃないとまともに勝負にならないのが難。逆に連鎖を狙って出せる人同士の対戦だと点が多すぎてもはや野球のスコアにならない場合も。基本は打高投低なので、打撃戦になる場合のほうが多いような気はした。
9イニングも続けると、1試合のプレイ時間が20分近くもかかるというのも難点。実際のプレイで考えると、3~5イニングくらいにするほうがスピーディーにプレイできるだろう。いろいろとオリジナリティあふれるゲームだとは思うんだが、じゃあ面白いかって言われると微妙という…。 |