東北大学未来科学技術共同研究センター(長い)・川島隆太教授監修、 簡単な連続計算・漢字のテストなどを行うことによって脳の働きを改善させることを目的としたトレーニングソフト。
パソコンでも同じようなソフトは多数出ているが、Nintendo DSならではのタッチペンを使った直感的操作が出来る点が一番のウリで、 これは他ハードでも真似出来ない優れた点。しかも認識制度がかなり高く、難しい漢字でも書き順さえ合っていれば認識してくれることが多い。 簡単なひらがななどのほうがむしろ誤認識しやすい傾向にあるようだ。
基本は「毎日トレーニング」モード、つまりは一日10〜20分程度で終わるトレーニングを継続的に続けること、が基本。 その中で「脳年齢チェック」と「トレーニング」の2つの問題メニューがあり、 脳年齢チェックは3つの問題をクリアした総合成績で脳年齢を測定・トレーニングでは自分で選んだ問題を行う。 一つ一つにさほど時間を取られないので、毎日プレイしても苦になりにくい作り。あんまり長くても集中力続かんしな。
毎日トレーニングモードでは、トレーニングを1つ行うとカレンダーにハンコを押すことが出来、ハンコが複数たまると新しいトレーニングが出来たり、 オプションメニューが拡充されたりとメリットが色々と。何だかんだでNintendo DSはゲーム機でもあるので、 こういうゲームライクなものがちりばめられていると楽しいし、継続しようって気にさせられる。 継続してないと、川島教授に「昨日は姿を見かけませんでしたね」って言われちゃうし。
個人の記録は4人分まで作ることが出来て、それぞれの毎日トレーニングの成果はグラフで表され、いつでも参照することが出来る。 さらに複数人数分の記録を作ればランキング形式でもスコアが見られるようになり、スコアで対戦するといったような楽しみ方も可能で、 このあたりも人間心理をよくわかった作りだと思う。個人記録選択画面で脳年齢が出てくるのも対決意欲がわく見せ方で面白い。
単純にトレーニングするだけではない、細かいところに手が届く…そんな気配りのようなものが随所に感じられる非常に丁寧なソフトという感想。 うちのDSでプレイすると音声認識率がかなり悪いのが難点だったりはするんだが、人によるのかな? まあ、そんなことは置いといても完成度の高い作品。こりゃ売れるわ、と思いました。正直。
▲ページ最上部に戻る▲東北大学未来科学技術共同研究センター・川島隆太教授監修、DSトレーニングの第2弾。 基本的な内容は第1弾と同じで、トレーニングの問題が一新されたのが一番の変更点。 メニューの選び方から何からまったく変わっていないので、初代をプレイしていれば違和感はまったくないだろう。
脳年齢チェックは、自分でトレーニングを3つ選んでチェックが出来るようになった(隠し項目だけど)。 得意分野ばかりで脳年齢チェックするのも腑に落ちないので俺自身はあまり使わないようにしているが、これはこれで面白いと思う。
前作からの難点として、”簡単な言葉ほど誤認識されやすい”と言うのがあるが、今回は「算術記号」という+−×÷の記号を入れるトレーニングがあり、 これが誤認識の宝庫。特に+と×の誤認識率がかなり高く、このゲームを前作・今作とプレイしてて初めてイライラしたほど。 どうしようもない部分なのかもしれないが、トレーニング問題についてはもうちょっと考えて欲しかったかも。
トレーニングで毎日ハンコをもらうあたりも相変わらずで楽しいし、スコアを比べられる楽しさもある。 この辺は前作のほうで散々語っているのでここでは改めて書かないけど…。 「四字熟語」「漢字合成」など、今回のほうがちょっと難しい内容が多いような感じなので、気軽に出来るという面では前作にちょっと及ばない面もあるかもしれない。 「名曲演奏」なんかも好みが大きく分かれそうな問題だし。
前作とは問題の好き嫌いで選んでもいいかと。単純なものが良ければ前作を、ちょっと歯応えが欲しいなら今作を。 完成度は相変わらず高いソフトです。そんなに高くないし、2作セットで持つのが一番いいかもしれんね。
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