国内メーカー48種類の実在車が登場、ゲームを進めることによって手に入るパーツによってチューニングなども可能なリアルレーシングゲーム。 GBA本体との同時発売ソフトのひとつ。
携帯機ながら、車はすべて3Dポリゴンでモデリング。初めて見たときは、意外ときれいで驚いた。動きもかなり滑らか。 車以外のグラフィックもかなりきれいにまとまっていて、見た目は文句のつけようのない出来。
簡単にドリフトが可能な動きは楽しいんだけど、結構曲がりにくいね。実車も曲がりにくいだろうし、実車を再現したと言えばそれまでかもしれないが、 それにしては、街中走るにしてもダート走るにしても、実車とかみ合わないコースが多いような気がするんだよな。
あとウリの一つになっているチューニング。いろんなパーツが手に入るんだが、車のパラメータアップに過ぎず、チューニングというよりは強化するだけの印象しかない。 GBAのソフトにそこまで求めるのは非常に酷だとは思うんだが、メリットだけじゃないのがチューニングの面白さだとも思うので、できるなら改善希望。
あと音楽。これも携帯ハードだから仕方ないのかもしれないが、大半の曲がファミコンレベルなのは何とかしてほしい。 同じくGBA本体と同時発売のF-ZERO for GBAがそこそこ頑張っているだけに余計目立つ出来。出来ないわけじゃないんだろうから頑張ってほしい。
グラフィックだけでも携帯ハードとして考えればかなり頑張っているので、損はしないゲームだとは言えます。
▲ページ最上部に戻る▲アドバンスGTAの続編で、国内メーカー97種類の実名車が登場するリアルレーシングゲーム。 コース数も大幅に増加し、クラス毎のチャンピオンシップを行う前にライセンス取得の要素などが追加されているほか、 ドリフトをコンボで決める「ドリ・コンボ」モードが追加されたりしている。
まず、今回から加わったのがレース完走後の「リプレイ」機能。据え置きハードのレースゲームでは既に当たり前の要素だが、 いろいろ研究したと見えて、アングルなどもかなり頑張っているし、ドリフトの場面もばっちり堪能できる(もともとドリフトしやすいってのもあるが)。
次に新しく加わった「ドリ・コンボ」モード。ドリフトをコンボでつないで決めていくモードだが、難しいぞこれ。 2ケタ行かないってのは俺の腕に原因があるんだろうが…出来る人ならはまれるいいミニゲームなんじゃないかと。
ゲーム自体は前回と大して変わらず、登場車種が多くなった代わりにちょっと車が小さくなったかな?という印象がある。 チューニングは前回同様パラメータアップにとどまった。進展が欲しかったところだが、簡単なリアルレーシングゲームを目指そうと思ったらこういう形もありか。
ライセンス取得の要素や、ライセンスのタイムによって金・銀・銅のトロフィーがもらえるところなどは明らかにグランツーリスモのパクリ。 全て金トロフィーで埋めたい欲求に駆られるシステム(?)なので、前回に比べると繰り返しプレイが苦になりにくくはなっている。 車種が多いと集めるだけでかなりのプレイ時間を要求される(俺は全部集めきっていないが)ので、パクリだろうがこういうシステムは採用すべきだと思う。 GTみたく車が買えればなー…とか思ったが、それはいくらなんでもやりすぎか。
音楽面もパワーアップしてはいるが、ファミコン前期→後期くらいのレベルで、グラフィックなどに比べるとまだまだ遅れている印象。 だが、それ以外の部分は前作のグラフィックを保ちつつよく実現したよな、とは思う。GBAユーザーでレースゲーム好きなら持っておいて損はないかと。
▲ページ最上部に戻る▲コナミのシューティング・グラディウスシリーズのGBA最新作。移植作ではなく完全な最新作。
まず驚くのはグラフィック。携帯機でこれほどまでのグラフィックを出せるものかとただただ驚くばかりで、滑らかな動きもすごい。 サウンドも素晴らしく、さすがはグラディウスだなーと思わせてくれる。
次に、家庭用オリジナル作品ということで家庭用作品としての味付けが充実している。 場面場面のスーパープレイがみられる「HINTモード」などの初心者向けモードや、 装備なしの状態から1つの区間ごとにクリアしていく「CHALLENGEモード」などもあり、上級者の方でも十分に楽しめる内容じゃなかろうか。
しかし、GBAでこんなゲームができるようになるなんてねぇ。すごいですわ。
▲ページ最上部に戻る▲セガの看板野球ゲーム「グレイテストナイン」シリーズのGBA版。2002年当時の最新選手データを使用。 グラフィックが非常にきれいなのが特徴。もともとリアル系野球ゲームシリーズだったが、GBA版でもその路線は継続している。
打撃システムは同じセガの野球ゲーム「やきゅあそ」に非常に近く、ボタン押しっぱなしでパワーをため、放すとバットを振る形式。 やきゅあそのところでべた褒めしているのだが、この形式は野球ゲームの中では間違いなく最高の方式だと今でも思っているので、 やきゅあそと同じメーカーであるセガがこの方式の野球ゲームを出してきたというのはとっても嬉しいことなんですよ。 グレナイっぽくなくなったとは思うので、前作までのファンはお怒りかもしれないが。
ただし…セガも何を思ったのか、今回はミートゾーン内にボールコースが合致するとボールを追尾する”自動ロックオン”みたいな要素を入れてしまった。 これが大失敗で、ミート能力の高い打者はとにかくヒット出まくり。タイミングもうまいこと合致すると、ミートが高いだけなのにホームランまでポンポン出る。 この方式、慣れれば簡単だが、逆に慣れないとコースはばっちりでもヒットすら出ない、となかなか理不尽。 こんなロックオン入れるくらいなら、ミートをもっと簡単にするだけで良かったんじゃないか?
投球に関しては変化球の軌道に問題ありで、スライダーが真横に変化するなど、リアル系を目指している割にはイマイチ。 ボタンを押してからの動き出しなど全般的に動きが非常に重く、処理落ちしているのかと思うほどもったりしているのも非常にまずい。
ゲームモードが少ないのも難点で、オープン戦・ペナント・トーナメント・オールスターの4種類のみ。 最近流行のオリジナル選手作成…まではなくてもいいけど、チームエディット機能くらいはあっても良かったんじゃないかな。 球場がなぜか4つしか選べないのも謎(容量の問題だろうが)で、もちろんペナントレース中でも4つしか使えない…などなど、 いろいろと中途半端な出来にがっくり来る部分も多い。GBAにしては頑張ってる部分も多いんだけどね。
▲ページ最上部に戻る▲ゴーストハンターの科学者ジョージと幼馴染の女の子・アリシアの2人が閉じ込められた幽霊屋敷から脱出するアクションアドベンチャー。 エイダスインタラクティブと言えばトゥームレイダースだが、このゲームに関しては製作がアートゥーン(X-BOX360にてブルードラゴンを製作中)だそうだ。 同じシリーズ作品としてPS2にて、同じくアートゥーン製作のアクションアドベンチャー「ゴーストバイブレーション」がある。
ステージ制になっていて、1ステージごとに毎回構造の異なる複数のフロアがある。 フロアに居るゴーストを倒したりよけたりしつつ謎解き・アイテム拾いなどを経て、各フロアとも光るドアから脱出すればクリア。 最後のフロアにある魔道書を拾えば次のステージへ進める。フロアに落ちているトラップ(合成で作ることも出来る)をしかけてゴーストを足止めし、 最初から持っている対ゴースト武器「サプレッサー」で倒すのが基本。トラップの中には足止めだけでなく、直接攻撃を加えるものもある。
グラフィックはなかなかキレイ。すべてレンダリングの背景とポリゴンをおそらく使用していると思われるキャラクターの動きもかなり滑らかで、サウンドも悪くない。 置いてある数々の棚などがちょっと見難く奥行きも思ったほど感じられないのが残念で、どこを調べていいものやらわからなくなることが多かったり、 調べるにも方向がちょっとずれると何も反応がなかったりと、基本的な動きの部分がちょっと辛い。
それと、部屋のアングルが部屋の中ですらコロコロ変わったりするので、どこに進んでいいのかわからなくなることも多かった。 今回のシステムの特徴の一つが「入るたびに構造が異なる屋敷」…まあ結局ローグ方式なんだが、 部屋がかなりの勢いで使いまわしで、ステージが進むと床が変わってみたりはするものの見たことある部屋ばかりが並ぶため、数ステージこなすと見た目は飽きる。 スタートボタンで一度行った部屋を全体マップで見れるのだが、部屋の繋がりのみが表示されて方向が分かりにくいのでえらく不親切。
アイテムを6個しか持てないのも微妙。ドアのカギで1つ分失うことが結構多いために実質5つで進む必要があるんだけど、 このアイテム数で合成とかやらせるのはちょっと無理があるだろうと思う。合成するのに2つで出来上がりに1つだから、すでに3つも使うことになるんだから。 合成も結構重要な要素になっているようなので、アイテム数は最低でも8つくらいあったほうが良かったんじゃないかな。 あと、トラップは置いても拾えるんだから、回復系のアイテムも置いて拾ってが出来るとさらに良かった。
歩行の仕方が特殊で、方向キーの上下で前進・後退を、左右で方向転換のみを行う。これはなかなか慣れないだろうと思うが、 同じ動かし方だったバイオハザードシリーズをプレイしていた人なら結構すんなり出来るんじゃないだろうか。 ダッシュができないので基本は歩くしかなく、動きはちょっと遅いけど。
グラフィックはいいのに他がダメっていう典型的なゲームで、お勧めは非常にしにくいです。 エイダスはトゥームレイダースのGBA版もそうだけど、グラフィックはキレイなのに他がいまいちっていう作品多いな…
▲ページ最上部に戻る▲有名シューティング・スペースインベーダーのGBA用最新作。ルールは本家に準拠しているものの、グラフィックは大幅にパワーアップしたほか、 SPショットと呼ばれる特殊武器も扱えるようになっているなどしている。オリジナルを再現した「CLASSIC」モードも搭載。
まず、基本となる部分はまったく変わっていないので、ルールはえらく簡単。 1ラウンドにステージは12あり、ザコ敵と戦う10ステージのほかに、マザーシップを打ち落とすボーナスステージ・最後にボスステージがある。 ラウンド数は全部で10。太陽系の9つの星を回って最後に「ALIEN WORLD」ステージへと向かっていく。
本編に新たに追加されたSPショットに関しては、同じ形の敵を4匹連続で倒すだけと簡単に入手可能で、しかも敵をまとめて殲滅できるものばかり。 中にはあんまり使えないのも混じってる(後半になってくるといくつか登場)が、基本的に爽快感があっていいシステムだと思う。 確かEARTHステージの敵で入手可能だったと思うが、自機が特攻していくやつには笑った。
難易度はかなり簡単。マザーシップが頻繁に登場し、しかも壊せば必ずバリアを落としていく(自機にバリアがついていないときのみ)ので、 一撃死の心配がほとんどいらない。1ステージの中に必ずボーナスステージがあり、マザーシップを連続で打ち落とすと1UPが出てくるというのもあるし、 何回かミスすることはあるだろうと思うが、頻繁にゲームオーバーになることはおそらくほとんどないだろうと思う。(難易度を選べるので、EXPARTにするとまた違うけど)
CLASSICモードに関しては、どうも完全再現になってない。敵が少なくなってくると、敵のスピードに応じて音楽も早くなっていくのがスペースインベーダーの面白さだと思うんだが、 なぜか音楽は元の速さのまま。らしさがないなーというのと、本編のインパクトがなかなか強いのでモードとしてほとんど目立ってない。これだったら別になくてもよかったかと。
ラウンドの途中でセーブするときっちりそのラウンドから再開できるのは親切で、軽く遊ぶゲームとしてはなかなかいいかもしれません。 クリアした後の特典も特になさそうなので、何度もプレイするようなゲームじゃないと思うけど。
▲ページ最上部に戻る▲リズムに合わせて攻撃ボタンを押してコンボを繰り出す「リズムコンボ」システムが特徴の横スクロールアクションゲーム。 登場キャラ5人はすべて女性キャラで、キャラクターデザインは、文庫イラストや画集などを手がけるいとうのいぢ氏が担当。
唯一かつ最大の特徴のリズムコンボシステムだが、これがまたえらいタイミングが厳しい。鉄拳の10連コンボなら余裕でこなせる俺でもこのコンボはさっぱりだ。 ほんとにぴったり押さないと合わないんだろうな、これ。一番簡単なタイプのコンボですら10回に1回くらいしか出ないってのは、いくらなんでも難しすぎじゃないか。 しかも、たぶんリズムコンボの必要性を高めたかったからなんだろうが、ゲーム最中に「リズムコンボを使わないと先へ進めない」場所まで用意されている。 いや、辛いって。しかも、他の場面でリズムコンボが必要かというと、別になくても進めることは進めるんだよな…。
グラフィックは、女性キャラ5人はかなりキレイ。ただ、世界観も何もあったもんじゃない組み合わせの敵が多数登場してくるのは興ざめ。 敵キャラをデザインしたのはいとうのいぢ氏ではないだろうが、あまりに自キャラと敵キャラがかけ離れたデザインになっていて違和感バリバリ。 まあ、背景その他は悪くない出来だとは思う。
あと、意外と面白くない要因だったのが「普通にジャンプできない」という仕様。 ダッシュしてからならジャンプできるようになっているが、どうにも使いにくい(そもそもダッシュが使いにくい)。ジャンプ中に攻撃できないのも微妙だった。 ぶっちゃけ、Aボタンの「下半身を使った攻撃」って必要だったか?ボタン1個でリズムコンボさせて、余ったボタンでジャンプでも良かったじゃん、と思った。
つーことで、全般的にイマイチ。良くしようと思えば出来たゲームだと思うけどな。
▲ページ最上部に戻る▲アーケード・PSで大ヒットの3D格闘アクション「鉄拳」がGBAに登場。
基本は鉄拳3のようだが、鉄拳タッグトーナメントからの技がいくつか追加されたりしている。 ボタンが2つしかないため、全体的な技数が少なくなってしまうのはまあ仕方のないところか。 それでも、ボタンの数・配置を考えたキー設定がなされている点は見事。キャラ数は隠しキャラ含めて10人とさほど多くはない。
さすがに3Dポリゴンまでそのまま移植は出来ず。だったが、2Dアニメーションながらも3Dらしさを出したグラフィックは非常にきれいで、 違和感はかなり少なくなっている。横移動もしっかり再現されてるし、声も入ってるし、10連コンボや空中コンボもあるし。正直な話、よくやったよなと思う。
ニーナのサブミッションなど、一部技に関しては一枚絵(カットイン?)が入るようになっている。 キーレスポンスは本家に比べると若干悪かったりするので、一枚絵の間にコマンド入力も可能なこういうやり方も、まあいいかなと思ったり。 あくまで番外編だからこそ許されるものだろうけど。
ゲームメニューはそこそこ豊富で、アーケードモード・トレーニング・サバイバル・タイムアタックのほかに「3on3モード」が追加。 鉄拳タッグトーナメントの方式(キャラを試合途中で入れ替えられる)を3人にしたものだが、対人戦も可能でなかなか良い。
本家鉄拳とは色々と違う部分が多く、同じ土俵で見てしまうと何じゃこりゃって作品だけど、あくまで番外編だとして見ればそこそこよく出来た作品。 携帯機でこれだけのものを楽しめるんだったら十分じゃないかい。
▲ページ最上部に戻る▲テトリスもGBAに進出。携帯ゲームでぱぱっと楽しめるのが特徴のゲームだからね、進出も当然と言ったところですが。 ルールはごくごく普通のテトリスで味付けも全くといっていいほどなし。ゲームメニューはえんえん続く「エンドレス」、 限られた時間の中でハイスコアを狙う「タイムアタック」、10の与えられた問題をクリアする「チャレンジ」など。通信ケーブルを使っての4人対戦モードもある。
オプションが非常に豊富。着地点を表示するゴースト機能のオンオフをはじめ、 NEXTブロックの数(1つか6つを選べる)・壁・ブロックに引っかからずにスムーズに回転させる「スーパー回転システム」のオンオフ・ ブロックが接地しても、回転している限りは固定されずに回し続けられる「無限配置Lockダウンシステム」のオンオフ・ 落下中のブロックをストックして使える「HOLD」機能のオンオフと、初心者にも上級者にも配慮したオプションの豊富さが嬉しい。
昔のテトリス風味にしたい場合は全てをオフにして、NEXTブロック数を1個にするとそれっぽい感じを味わえる。 逆に初心者の方には全てのオプションをオンにしてなおかつNEXTブロック6にする(ゲームスタート時はこの選択になっているが)とかなりやりやすい感じになるだろうと思う。 まあ、ちょっとオプション名が大袈裟すぎる気はするんだが。スーパー回転システムはまだいいとして、無限配置Lockダウンシステムなんて説明聞かないとまったくわからんだろう…
ゲーム画面の左には、楽団とテトリスマンなる寸劇が入る「シアター」部分がある。テトリスマンはかなり余計というかそんなもの見てる暇がないというか…。 楽団は、10ライン消すごとに1人ずつ演奏者が増えていき、音楽も単音だったものが段々と豪華になっていったりと細かい演出が。 そういえば、FC版の初代テトリスにもステージ9クリア後の画面左にこんな奴らがいたよなぁ。意識したんだろうかね。
難点もある。どうもブロックを動かす際の左右の動きが重い。最初はいいとして、ブロックの落ちるスピードが増してくるとだんだん対応できなくなってくるのが痛い。 これがなければ、携帯ゲーム機で出たテトリスの中でも文句ない出来だと思ったんだけどな。 まあ、上級者じゃなければ軽く楽しめるソフトとしてはいいかもしれない。自動でオートセーブする機能もなかなか便利だし。
▲ページ最上部に戻る▲伝説の魔剣「デュアルブレード」を持つ無敵の剣豪アルペレンを倒し、デュアルブレードを手に入れる…というストーリーで繰り広げられる2D格闘アクション。 プレイしてみるとすぐにわかるが、海外産ゲームの移植版。
全員が何かしらの武器を持って戦うというスタイル、しかも攻撃が弱・強斬りに蹴りというあたりは、サムライスピリッツ系に近い雰囲気をかもし出している。 SEも全体的に似てる。ていうか、同じに聞こえる。まあ実際ちょこっとは違うんだろうけど。攻撃が当たったときに若干スローになるあたりまで似ている。 キャラは全体的にかなり濃く、このへんはモータルコンバットみたいな感じだと思ってくれればいいかも。人数は全9人(隠し含む)とそれほど多くはない。
操作は上記3つの攻撃とRボタンで出せる必殺ボタン(超必殺技を出すときなどに使用)の計4つ。ボタンの数がもともと少ない分、すぐに慣れる操作系。 コマンドも簡単(↓→とか←→とか)で出しやすいし、連続技もかなり出しやすい傾向にある。 Lボタン(キック)を使う必殺技は配置上ちょっと出しにくいので、そのあたりが考えられてるともっと良かったかもしれない。
トレーニングモードがあり、しかもそのモードがわりかし充実しているのもポイントで、課題として出されるコンボをクリアしていく「コンボモード」が面白い。 他のゲームにあった要素ではある(ストIIEXシリーズ)んだが、実際こういうモードがあると連続技覚えてみようって気にもなるので、 コンボを重要視するほかのゲームでも採用して欲しいなーとか思う。ギルティみたいなのに入れるのはちょっと厳しいかもしれないが…
システム面は、他のゲームで好評なものをこぞって採用したみたいな感じ。試合前に超必殺技をいくつかの中から選べたりするし、 必殺技→超必殺技が可能なスーパーキャンセルあり、ガードと逆方向にタイミングよくキーを押すことで発動するBlock(ストIIIのブロッキングと同じ)とかもある。 入れすぎで特に破綻しているということもなく、うまいことまとめてると思う。どこかでみたシステムばかりなので新鮮味は薄いけど。
次は難点。まず、海外ゲームを移植したものとして、コマンドリストが全英語なのは致命的。しかも基本操作部分はきちんと日本語で表記されている。 ポーズ中にいつでも呼び出せるのは親切なのでそこは買うけど、なぜコマンドリストくらい日本語に直せなかったのだろうか。 あと音楽はまったく印象に残らないというかあまりに寂しくて参る。これならなくてもいいんじゃないかと思うほど。
結論としては、格闘ゲームとしての部分は非常に良くできているし、思っていたよりは十分に遊べる作品だと思いました。 地味なところだけど、オートセーブが標準でオンになっているのもポイントに上げておこう。
▲ページ最上部に戻る▲アーケード・SFCなどで大ヒットを飛ばしたベルトアクションゲームのGBA移植版。 SFCでカットされていた正式なステージ4が収録され、しかもSFC版では揃わなかった3人が使える…と、いわばSFC版の完全仕様・アーケードの完全移植を目指した作品。 敵を倒した数によって隠しキャラや隠しオプションが増えたりもする。
SFCだとハード特性上?の関連で画面上に3人までしか敵キャラが出てこれなかったが、今回は出るわ出るわ、普通に6人とか出るし処理落ちもしない。 難易度設定もEASYからSUPERHARDまで5段階で選べるようになったので初心者でもわりと安心。EASYだと敵の体力が減るだけでなく数まで大幅に減るので簡単すぎる気もするけど。 逆にSUPERHARDは、敵の数もさることながら攻撃力がすさまじくて笑える。
オートセーブ機能が標準装備になっているのも見逃せないポイントで、ステージの途中で電源OFFにした場合でも、次に電源を入れるとステージの最初からプレイを続行できる。 クリアするまでの1プレイがおそらく1時間ほどと思われるが、ステージごとにささっとプレイできるという携帯ハードのゲームならではの部分も嬉しいところです。
ネタバレになるが、隠しキャラはストリートファイターZERO3版のコーディーとガイが登場。動き自体は大して面白くない(と言うかいてもいなくてもいいと思う)んだが、 SFC版とアーケード版をプレイしていた人ならニヤリと来るセリフがいくつかちりばめられていて、この部分は楽しい。
初代ファイナルファイトの集大成とも言える内容で、非常に面白いゲームに仕上がっていると思います。
▲ページ最上部に戻る▲ファミスタシリーズもついにGBAへ進出。PS版(ワースタ)でかなり試行錯誤を繰り返したこのシリーズだが、 GBA版はほぼ全てが元通り(残ったのはバッティングのミート/パワー切り替えくらい)、シンプルなファミスタらしい内容に戻ってきた。
グラフィックがかなりキレイで、動きも非常に滑らか。操作性も良い。何だかんだでいろいろ進化してるんだなーと思うところです。 「伝統芸能としての究極の仕上がり」(ナムコHPに記載)の通り、非常にファミスタらしい作りに好感が持てる。
オープン戦・ペナントモードなどのほかに分身くんモード(オリジナル選手作成)モードがあるが、 これはPSのワースタシリーズに入っていたものとほとんど同じで新鮮味はない。講習の数も少なく、作れるのも一人だけと中途半端さが残る出来。 それと、既存のチームに登録した際にポジションまで前の選手のままなのが痛い。たとえば、外野手を作り巨人に入れるとする。 で、1塁手の清原の代わりにその選手を入れたとすると、作った外野手が1塁を守っている状態なので、いちいちポジションを替える必要があるわけだ。
「ファミスタ野球盤」という特殊なモードもあるにはあるが、あくまでミニゲーム。 伝統芸能としては評価できても新しいところは多くなく、ずっとはまれるゲームかは微妙なところです。悪いゲームじゃないんだけどな。
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