電撃文庫にてシリーズ化されている人気小説「キノの旅〜the Beautiful World〜」のデジタルノベル化。 主人公キノと、言葉を話す二輪車・エルメスがいろいろな国を旅するといった内容で、現在9巻まで発売中。
原作小説からの選りすぐりのエピソードを収録したノベルパートと、 第3者の旅人となってキノ・エルメスと同じ場所を旅するゲームオリジナルのアドベンチャーパートの2つのパートで進行。 アドベンチャーパートのみ、選択肢によってゲームの進行が変わる。
ノベルパートは原作をそのまま収録したもので、会話部分はもちろん、ト書き部分(セリフ以外の普通の文)も音声が入り、フル音声化となっている。 ただ、この作品に関してはト書き部分の朗読がかなり余計。このシリーズって、独特の静寂感?が面白いと思うので、 セリフ部分だけフル音声にしてくれればそれで良かった。
文章に関してはもう一つ、画面上に出てくる文がちょっと見難い気がする。はっきり断言は出来ないが、たぶん改行の入れ方がむちゃくちゃだからだろうと思う。 文章表示のON/OFFはオプションで変えられるようになっているので消せば問題はないんだが、そうすると上記のト書き部分が…となる。 結局は音声のON/OFF(セリフ部分だけONとかも選べるとなお良い)を選べるともっと良かったってところか。
ウリにしていたアドベンチャーパートも正直微妙。文章のレベルが極端に下がる気がする(時雨沢さんが書いたものではないような…)のと、 選択肢も、どっちを選ぼうがどうでもいいような選択肢ばかりが出てくるので飽きやすい。
黒星紅白氏のイラストは素晴らしく、相変わらずいい雰囲気出してます。オリジナルも多数あるので、キノの旅ファンのコレクターズアイテムとしてはいいかも。 キノの旅の世界に触れたい方は、ゲームではなく小説読みましょう。絶対そっちのほうが面白いから。で、それを見た上でこのゲームをプレイするのはいいかもしれない。
▲ページ最上部に戻る▲文字をくっつけて言葉を作る、新感覚のパズルゲーム。アーケードでヒットした作品の移植版。
ステージごとに変わる条件をインスピレーションでクリアしていく。登録されている言葉が多いので、 自分が予想しないようなところで言葉が誕生したり、それが連鎖していったりする爽快感はたまらない。
アーケードモードのほかにもじっくりパズルモードなどがあり、ルールが簡単な割には長く遊べます。
しかし、今の今まで知らなかったんだが、画面左の文字を選ぶところ、「えらぶくん」って言うんだな。 しかも、キャラクター紹介には「もじぴったんの真の主役」と書いてある…。まあ、知らなくてもいい話なんだが。 とりあえず、軽くプレイできる優秀なパズルゲームですな。
▲ページ最上部に戻る▲360度動けるフィールド・タイトーの人気3D格闘アクションシリーズ、サイキックフォースシリーズの総集編的作品。 第1作と2012、そして1作目のキャラが登場するオリジナルの「2012EX」の3作品を一つにまとめたもので、2012EXはPS2のオリジナル。 ファーストインプレッションは日記のほう(2006.1.8分)にあるので、そちらも一緒にご覧下さい。
内容はほぼ完全移植…と言いたいところだったのだが、なかなかそういうわけにも行かず。 初代が一番ひどい移植で、コンボからの必殺技がキャンセルで繋がらないという、グラフィックどころかゲーム性を覆す衝撃の移植っぷりを披露してくれた。 グラフィックが進歩しなくても、せめて完全移植ならと思ったが…
2012は、グラフィックがやばい(日記参照)。ゲーム性はまあまあ。もともと完成されていたものではあるので、見た目さえ何とかなれば楽しめるレベルで、 アーケードとの変更点はほとんどない(プレイしてみた感じでの仮定だが)。グラフィックは…まあ置いとこう。
新要素、「2012EX」。ブラド・ソニア・玄真の3人が2012のフィールドで登場、60fpsで動く3人はなんだかんだ言って面白い。 ゲームバランスはEX用に調整されたらしく、壁コンボが全体的に弱体化してる模様。 個人的な感想だが、バランスを取った調整には思えないので適当調整といった印象しかない。
新キャラ3人に関してはARCADEにしか登場せず、トレーニングとvs COMモードでは登場すらしないのが謎。 ウォン・キース・バーンの3人も最初からは登場していない(タイムリリースらしい)ので、ぶっちゃけ2012との差別化も微妙。 せっかくのオールスター作品なんだから、全てのキャラを最初から登場させるのと、全てのモードで全キャラ使えるくらいはやってほしかったな。
サイキックフォースをアーケードからやっていた自分としては、どうしても納得行かない部分が多かった。 3本入ってるのにコストパフォーマンス抜群にもならない困った作品になってしまいました。
▲ページ最上部に戻る▲ナムコの3D剣撃アクションシリーズ第3弾。新キャラが多数追加されたほか、PS2版のオリジナルキャラクターとして鉄拳シリーズから平八が参戦。 PS2・GC・XBOXの3ハードで同時発売され、他ハードでは別のオリジナルキャラクターが用意されている。
内容は前作とあまり変わらず、グラフィックも進化してはいるがインパクトは少なめ、システム的にもほとんど違いがないため、目新しさは少ない。 もともと完成系に近いゲームなので、これ以上無駄に何かを入れてしまうとバランスを崩す可能性も大いにあるので、仕方ないとも言えるか。 でも、プレイしてちょっと物足りないなーと感じることも事実で…。微妙なところですな。
エッジマスター→ミッションバトルと続いたオリジナル武器獲得モードは、今回もウエポンマスターモードとして登場。 内容は前回とほぼ同じく、ミッションを戦い抜いてストーリーを進行させていくというもの。 新要素として「ダンジョン」が加わった(マスで構成されたダンジョンを一つ一つ進んでいく))が、 1マス進むたびに必ず敵が登場するので、クリアにかなりの時間を要する。戦う以外のイベントを用意するとか、もうちょっとメリハリが欲しかったところ。
隠し要素は今回も豊富で、一人プレイでも飽きさせにくい工夫をしているところはお見事。 前作があまりに凄かったために凄みが薄れたというところだが、格闘アクションとしては今回も良質。
▲ページ最上部に戻る▲DDRシリーズ第7弾のPS移植版。家庭用の新曲追加もあり、通常収録曲もかなりの数。版権の関係なのか、若干収録されなかった曲もあるなどするのが残念。 今回からはGOOD以下を4回取るとその時点で終了のノンストップ上級「鬼」モードが追加された。
グラフィックはさすがにPS2。PS版しかプレイしていなかった俺にとっては相当キレイになってました。ゲームメニューは相変わらず。無難といえば無難だけどね。 ゲーセンとのリンクは俺はやってなかったから知らんが、どうやらPS2のメモリーカードとのリンクが取れなくて中途半端だったらしいな。
何だかんだで良曲は多かったように思う。「rain of sorrow」とか「STAY」とか「TSUGARU」も。ただ、どうも譜面がリズムが音そのまんまであまり好きじゃなかった。 難易度上げようとするならこういう方法しかないんだろうか。
▲ページ最上部に戻る▲アーケードでは今のところ(2006.03現在)DDRシリーズ最新作。アーケードでは過去最高の収録曲数を誇ったタイトルだったが、 家庭用でも過去の作品を大きく上回る100曲以上を収録している。
他音ゲーシリーズからの曲が大量に収録されているのが大きなポイント。ダンスマニアックスなどのマイナーシリーズからも幅広く追加した。 過去の曲もコナミオリジナル曲がある程度は復活収録されていたりも。
コナミオリジナル曲の充実振りは嬉しい限り。 コナミオリジナル曲の代表的なシリーズである「PARANOiA」「TRIP MACHINE」「MAX300」の3シリーズは家庭用初の曲を含めて完全収録されている。 逆にダンスマニア系の曲は版権の関係もあるのか取り残されたような印象で、もう少しボリュームがほしかった。
隠し曲もなかなか豊富で、MAX系のボス曲「MAX.(period)」も。アーケード次回作「superNOVA」にはこの曲が収録されるそうだが、 少なくとも俺には絶対クリアできないと思う。しかし、だんだんボス曲のBPMを上がっていって、最初は300だったものが今や400になりそうだもんな。 もうついていけません。
DDRファンなら、曲数が多いだけでも持っておいて損はないソフトだと思う。
▲ページ最上部に戻る▲過去シリーズからの厳選されたタイトルと新曲合わせて50曲が収録された、DDRシリーズの家庭用オリジナルバージョン。
ダンスマニア系からは「BUTTERFLY」「I belleve in miracles」「LET'S GET DOWN」などDDR初期の人気曲を中心にしたラインアップで、 いくつかの曲には難易度を増加させた追加譜面も用意された。 コナミオリジナルからも「B4U」「PUT FAITH IN ME」などが収録。こちらはEXTREMEに大体収録されているため、ちょっとかぶっている印象があるのが残念。
新曲は、有名曲・SPICE GIRLSの「wannabe」や、Sota Fujimori氏リミックスのPARANOiAシリーズ最新作「PARANOiA-respect-」など。 「wannabe」は嬉しい。「PARANOiA-respect-」も今までのイメージを大きく変えた内容で個人的には名曲だと思う。
ゲーム内容はEXTREME仕様で、特に変更された部分はない。LESSONなどの初心者向けモードも収録しているので、入門編としてはいいかも。 上級者の人も鬼モードなどがあるのでそれなりに楽しめると思うが、曲数の少なさがやはり痛いところかもしれない。
▲ページ最上部に戻る▲DDRシリーズ家庭用オリジナルの最新作。50曲以上の曲は完全新曲となり、与えられたミッションをクリアしていく「ダンスマスターモード」が加わるなどしている。 曲はダンスマスターモードをクリアするか、フリーモードでプレイしてたまるポイントを使っての購入制となった。
NAOKI氏とPAULA TERRYさんのタッグでの久々の新曲「PASSION OF LOVE」・コナミのPS2ゲーム「OZ」のテーマ曲のアレンジ「Polovisian Dances And Chorus」、 ゲーム音楽に詳しい方なら有名人であろう古代 祐三氏の「You gotta move it(feat. Julie Ruggard)」など、魅力的な新曲が多数。 海外アーティストのコナミオリジナルのリミックスや新曲なども取り揃えた面白いラインアップになっていると思う。
今作の中心となる「ダンスマスターモード」。昔PS版であった「ミッションモード」の発展版みたいな内容で個人的に嫌いなモードではないが、 上級者にとってダンスマスターモードのエリアBくらいまではかなり退屈なんじゃないかな。そしてミッション数もとにかく多い(MAX:192)ので、 全てクリアするのにかなりの時間を要する。ネタとしか思えないミッションが数多くあるのも好みが大きく分かれそう。
それと、ダンスマスターモードをクリアしないとサバイバルやエンドレス・コンボチャレンジが登場しないってのはどうかと思った。 ある程度クリアしたら登場するくらいで良かったのでは。
曲は非常にいいと思うので、ダンスマスターモードを楽しめるかどうかでこのゲームの評価が大きく割れる。
▲ページ最上部に戻る▲鉄拳シリーズ4作目。各方面で散々な言われようだったこのゲームだけど、 それでも俺は結構やったなぁ。バーチャにどうにも馴染めなかったって言うのもありなんだが。
ポジションチェンジ、ステージの起伏などなど、意欲的にいろいろ入れたのは間違いじゃないと思うんだけどね。 仁の真羅刹を初めとした隠し要素がとかく無駄だった気もするな。熊・パンダの真サーモンとか。
で、そんな鉄拳4、家庭用移植版。移植度はもう文句ないです。 ゲームメニューも鉄拳フォースモードはあるし、タイムアタック、サバイバルなど一通り。
…だがしかし。今回は今まで豊富に用意されていた隠しキャラ・隠しモードが少ない少ない。 隠しキャラに至っては一人もいないと来ている。アーケードの完全移植をやりたい気持ちはわかるんだが、 今まであれだけ詰め込んでいたものがさっぱり抜けてしまうと寂しいね。 ?の部分のキャラを埋めてしまった時点でやることないもんな。
▲ページ最上部に戻る▲3D格闘アクションシリーズ、鉄拳も5作目。前作でかなり株を落としたかと思いきや、今回は一気にアーケード人気が復活。 壁は残したもののポジションチェンジ・ステージの起伏をなくし、バランスは大きく調整。 今回もアーケードの完全移植が主になっているが、キャラ数はアーケードからかなり多いので遊びがいはある。
まずいきなり驚くのがロード画面で始まる「スターブレード」。遊び心があっていいねー、こういうのは。 で、ゲーム内容は今までとほぼ同じ。アーケードにストーリー、タイムアタック・プラクティス・サバイバルモードなど、 相変わらず一通りのメニューは揃えているのはさすが。
今回新しく加わったのが「DEVIL WITHIN」。前回までの鉄拳フォースモードに近い存在のゲームなのだが、 今までの鉄拳フォースって、通常の鉄拳と操作は同じだったため、楽しかったけど動かしにくい部分はあった。 だが今回は違う。操作系から全てを変更させ、全く別のゲームと言ってもいいものに仕上げてある。ミニゲームでは収まらない楽しさ。
もう一つは鉄拳1・2・3のアーケード版を移植した「AC HISTORY」モード。こちらも、見事にアーケードを完全移植していてボリュームあり。 スターブレードもアーケード版そのままをプレイできるようにもなる。
ゲーム本編も素晴らしいが、追加要素もかなり多く楽しめる。かなりいいです、これ。
▲ページ最上部に戻る▲JRの車掌・運転手を体験できる運転シミュレーションソフト。11作も登場したらしいこのゲームも、コンシューマでは最終作という位置づけになっている。 山手線・中央線(東京〜高尾間)・東海道線(神戸〜京都間)・大阪環状線の4路線がプレイでき、普通列車から快速・特急に至るまで様々なダイヤ・列車でプレイ可能。
まず先に言っておくと、俺自身このシリーズはアーケードで少しいじったくらいでしかない。何作めだったかもあんまり覚えてない始末。 グラフィック・音に感動したもんだが、持ち時間がかなり厳しいゲームで、クリアに相当てこずった。というより途中であきらめた。(泣) FINALになって初めてゲームシステムの根幹が大きく変わったらしく、俺のイメージしていた電GOシリーズとは明らかに違うゲームになっていた。
操作は非常に簡単。上下キーと□・×ボタンしか使わない。前回まで?あった持ち時間は完全に撤廃され、信号なども大きく改善されたらしい。 確かに、このゲーム初プレイで山手線をやってみた際は最終的に40秒以上も早着だったんだが、普通にクリアできた。 今までのシリーズはこれじゃダメだったんだなーと思うと、どれだけ難易度高かったんだろう、と驚いてみたり。
グラフィックは相当きれい。実際に乗ったことあるのが山手線だけなので他の路線がどうかまではわからないが、 山手線を見た感じでは駅の感じや駅の周りの建物、出発時の発車メロディーに至るまで相当良く出来ていると思う。 駅内アナウンス(「○番線、ドアが閉まります」ってやつ)は男の人ver.も欲しかったなーとか思うが。 画面全体も、昔見た画面よりずいぶんすっきりしていて好印象だった。やっぱり持ち時間が無いからだろうか。
これも今回かららしいが、乗務・走行でポイントを稼いで、そのポイントで新しいダイヤを買うという進め方になった。 そのポイントを稼ぐのに重要な新システムが「チェイン」というやつで、定通・定着・定速帯通過・定通ポイントなどのポイントを稼げる部分を連続でクリアすることにより、 連鎖ボーナスが入る(通常ポイント×チェイン数)という仕組み。これが思ったよりも楽しくて、慣れてくると全チェイン繋ぎにチャレンジしてみたり…といった楽しみ方も可能。
しかし、このゲームシステムでは1作しか出ないと言うのは正直寂しいね。このシステムで、ぜひ次回作を出して欲しい。 いろいろ追加システムとかいらないから、とにかくいろんな路線を収録してもらって、全国の路線を走ってみたい。 そんな風に思わせてくれる、実に完成度の高いゲームでした。初心者向けのエンジョイモードなどもあるので、このシリーズを敬遠してた人にもいいんじゃないかと。
▲ページ最上部に戻る▲スクウェアがPS2に送り出した、ドライブシミュレーターゲーム。 美麗なグラフィックや実車を再現した挙動がウリとなっていた。グランツーリスモ的な感じを期待したが…
とにかく挙動が難しすぎ。実車はこんな感じなのかもしれないが、レースゲームとして見た場合には、 いったん壁などにぶつかってしまうと立て直しが全くきかないのでは話にならない。 これが公道を60km/hとかで走るんなら別かもしれないけど、あくまでレースゲームでもあるわけだし。
加えて萎えるのがロード時間。レーススタートまでに約20秒ものロード時間が発生する。 他のゲームが頑張っているだけに余計目立つ。
うーん…。いいところがなんとも見つからない作品でした。
▲ページ最上部に戻る▲エニックスが発売していた有名ボードゲームシリーズの最新作。 タイトルの通り、FFとDQのキャラクターが多数登場。初めて一つのソフトに両方のキャラが登場する。 音楽もFFとDQの曲をアレンジしたものが使われているなど、スペシャルの名に相応しい内容。 マップももちろんFF・DQで登場した場所ばかり。懐かしのアレフガルドも再登場している。
内容は今までのシリーズとほとんど変わらないので、今までシリーズをやったことがない人向けか、 FF・DQのファンディスクといった位置付けになるのかな、とは思う。
今回の新要素は「スフィアダイス」。特殊効果が詰まったスフィアをダイスにはめ込んで使う。 いろいろな効果があって面白いんだけど、移動のあとに毎回振るか振らないかを選ばなくちゃならないのと、 エフェクトが豪華なかわりにちょっと長いので、ゲームのテンポを悪くしている感もある。好き嫌いが別れるところか。
あと欲を言えば、FF5以前のキャラも何人か欲しかった。 ヒット作品になっているようなので、続編を作ってくれるならキャラの増加を期待しよう。
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